ナポリ湾グルメツアー後半


ナポリを出て、湾内に浮かぶイスキャ島に渡り、そこの荘園で料理撮影をしたりで2泊。
ソレントに船で行き、有名な店で取材し、翌日はアマルフィーまでの海岸沿いをゆっくりと行く。
「こんな楽しく仕事できて、最高!」と感謝されつつ、取材は進む。
食欲も進む。肥満も進む。

間組の皆さん、次回はナポリに行きましょう。

ボローニャに帰り、計りに乗ったら・・・「新弟子検査合格」レベルだったので、
ライト級にウエイトを絞り込む事にする。
相撲からボクシングへ方向転換。


1=イスキャ島の漁村にて。
何だか木や花がのびのびとしている。
「どこまでノボせあがったら気が済むんだ!」・・・と叱る人が居ないんだな。
空は青いし、陽射しは強いし、まあ気持ちは判らないでもないよ。
どんどん行きなさーい!。
2=そして、この壁達だ。
絶対に手入れした事ないな・・・と自信を持って言える。
3=壁は限りなく抽象画に近づいて行く。
画家が自然に湧いて来るラテン系の国だ。
4=しかし、その一方で伝統芸を受け継ぐ若いアーティストも居る。
5=トマトはかつて「観賞用植物」であった。
海辺の八百屋さんではこうして売っている。
風に乗って特有の香りが流れて来る。
パキーノ産のこのトマトなら、何を作ってもウマくないはずがない。
6=昼の部。
海岸通りの、誰も入ってない店に飛び込みで入ったらこれがなかなか。
前菜2品。
シェフの感性が光る。
7=昼から冷たい白ワインだが、これも仕事。
仕方なく(?)飲む。
40℃近い中を飛び回っていて、脱水症状の身体にみるみる吸収されて行く。
酔いが良いが・・・これで(君と)昼寝が出来れば言う事無いのだけれど、人生はキビシー!。
8=手打ちパスタにオマール海老トマトソース。
具が主役を食っている。
9=温泉公園取材。
出腹、垂乳ながら、女性はあくまで女性として恥じる事なく主張している。
それでいいのよ、人生。
10=山腹の荘園にて夕食取材。
前菜だけでかなり満腹。
残念だったのは自家製ワインの不味さ。
やはり白は北だ。
11=ソレントに渡り、歴史的レストラン&ミュージアム「カルーゾ」にて。
有名なオペラ歌手の故郷。
ここは似顔絵を集めた一角。
12=ソレントの交通整理パトカー。
さすが、イタリア。
奇抜なデザインだけれど、陽気な街に似合っている。
13=メインストリート、閉店した床屋に、なぜ自転車が・・・色々なストーリーを考えて楽しくなる。
14=海岸沿いの入り組んだ絶景の道をアマルフィーまで走る。
女性に人気「どこまで続く白い街」ポジターノのパノラマ。
実は違法建築の集合体。
トスカーナの石造り農家の方が、好きなのはオジさんか。
15=道端で農家のオバちゃんが物売りをしている。
これは地元の唐辛子。
色がかわいい。
16=ビン詰め各種。
ジャムの空き瓶に詰めて売っていたのを発見。
し かし直射日光ガンガンだぜ。
怖くて買えないよ。
17=小さな入り江に小さな船。
ボケーっとしているのは悪い事ではない、と実感できる光。
18、19、20=ツアーの最後を締めくくるアマルフィー海岸「マリーナ・グランデ」にて。
シェフお任せで色々試す。
粉と海の幸とトマトの、三位一体文化の料理が続々。
その味には完敗した。
手も足も出ない幸せと言うのがある。