イタリア便り復活編。
昨年からの大きなプロジェクトに区切りがつき、精神的な余裕が戻ってきました。
また一気に、大量に送りますが、のんびりとご覧ください。
昨年の8月に帰国してから、今年の4月までの映像です。
1=草津白根の火口湖。 死んだ湖。 しかし色が非常に幻想的。死んでからカメラ持って行くとしたらやはり地獄だな、 天国では撮るものが無い。 |
2=サンジミニャーノの壁連作。 隙間への執念。 半端ではない、職人の想い。 |
3=うーん、なんだか聖母子像のようなものが出てきつつありますよ。
これは塗り潰したらもったいない。 |
4=意識して汚した訳じゃないのに、この存在感は何? |
5=街角には色が溢れている。 それをどう切り取るか、頭を使います。 |
6=ボローニャの広場にて、街頭音楽家。 隣で演奏する光達のバンドの一番のライバルか? それにしても、童話に出てきそうな、かなり「行っちゃてるオジさん」。 |
7=陶芸家の卵とファエンツァに行く。 これは隣村のブリジゲッラの壁。 繊細な色の組み合わせを味わう。 |
8=同村にて。 額縁をはめて撮る練習をしてみた。 こういうのでも絵になるのがイタリアの奥の深さ。 レンガにも古いものとそうでないものがあると言うのはイタリアに来てから学んだ。 |
9=陶芸美術館連作。 素人の僕が見ても技術的に凄そうなのは判る。 こういった水彩的な着色に関心してしまった。 |
10=造る人が楽しんでいるのが伝わって来るものばかりでココロがポカポカしてくる。 |
11=これなんか日本の仏像を写したのではないの? 運慶そっくりと思うのは僕だけ? 胸があるから女神だろうけれど、足のふくらはぎがどうみてもオトコ。 |
12=出たっ!ラリッてる聖母子像。 「お母さんはね、育児疲れなのよ・・・」と訴えているような目が怖い! 崇高さが全くないところが笑いを誘います。 でも手の処理などを見ると、決して素人が描いたものではなく、職人がサラサラッと描いた事が判る。 |
13=ヴェローナのアレーナに野外ミュージカルを見に。 これだけのものがそのまま2000年以上残っていて、 しかもそこでイベントをやると言う贅沢な文化。 THIS IS ITALY |
14=今夜は特別な夕べ、そりゃーちょこっと飲みたいわー・・・と言うアルコール親善会の会員のために、 ちゃんとした人が、ちゃんとしたグラス(のような使い捨てのもの)で、 ちゃんと冷えたプロセッコを注いでくれる。 これだよ、これだよ、幸せとは。 「もうー幾ら払っても良いから飲むー!」と盛り上がって来る。 THIS IS ITALY-2 |
15=日本人の家族旅行同行でトスカーナ真髄街道巡り。 何度もイタリアに来ている人達だがクルマで丘を巡るのは初めてとのこと。 例によってサンジミニャーノからモンテリッジョーニ、ピエンツァ、 それから大理石の産地カッラーラを経てトリノまでの2泊旅行。 朝は僕一人で夜明けを撮る、定点からの一枚。 誰にも渡したくない朝の幸せなひととき。 |
16=シエナ遠望。 これからいよいよトスカーナの心臓部に入って行く。 |
17=おなじみリーゴ遠望。 この写真は現在彼らのサイトで使われている。 静かな朝で、快晴。 |
18=日本の高度成長期を作り上げてきた企業戦士、トスカーナの夕暮れでココロを放している。 イタリアには、こういう時間の流れ方もあります。 |
19=ピエンツァにて、かつて馬が繋がれたであろう鉄輪と壁。 無言にして饒舌。 |
20=影絵のような、墨絵のような、朝の丘。 今日も快晴。 |
21=ミケランジェロも通ったカッラーラへ。 大理石を取るために山は削られて行く。 荒涼とした空間を前にして出てくるのは溜め息。 |
22=そのままトリノに抜け、エジプト博物館へ。 墓の壁。 調査、研究と言う名の盗掘、陳列と言う名の略奪品展示。 博物館で哀しみを感じるようになったのはいつからか? 動物園を嫌悪するようになったのはいつからか? |
23=ミイラ。 数千年前に復活を信じて祈られ、奉られた埋葬者は、掘り起こされ裸にひんむかれてガラスケースに収まっている。 彼自身はいい、でも埋葬した遺族の想いはどこに行ったのか? |
24=翌週にまたトスカーナのワイナリー巡り。 完璧な秋が作り上げた完璧な構図の美しさ。 今年のワインは凄いですぞ!。 |
25=ローマ郊外、ティボリの庭園とハドリアヌス皇帝遺跡を見に行く。 想像以上の規模。 水の力を使って自分の力を誇示した庭園。 |
26=ハドリアヌス皇帝別荘遺跡はフォーロロマーノに匹敵する面白さ、 しかも観光客がほとんど居ないので、撮り放題、描き放題。 |
27=いろいろがごちゃごちゃで飽きない。 人間は昔の方が凄かった。 |
28=時間が止まっているような静けさ。 じっくり腰を据えて対面(自分と?)してみたい場所。 |
29=ミラノ見本市での通訳のため北上。 ドゥオーモの夜、黄金のマリアがミラノを守っている。 今晩の赤ワインにて身体はポカポカ。 |
30=この美しい曲線を見るだけでもバイク見本市の価値はあります。 |
31=アドリア海からウンブリアを通過してワイナリー巡り。 珍しく天気が悪く怒れる海。 この強風がおいしいワインを造ります。 |
32=某貴族の館にて。 「サロンの暖炉で少し暖まりましょうか?」と言われて家に入ると・・・ 3畳ほどの暖炉の中に座って暖まると言うのを体験。 試飲のワインが身体をほぐして行く。 |
33=今年も高い白トリュフ。 これだけで末端価格100万円以上。 |
34=コンテンポラリーダンスを見に行く。 ダンサーとは、身体を使って空間と時間を彫刻して行くんだ、と実感。 自分のカラダの、手の先、指の先までを統制して行く。 ある意味で職人芸の極地。 |
35=ランボルギーニ博物館にて。 ドア部の拡大。いかに全体のかたちを壊さずにドアノブをつけるかデザイナーの腕の見せ所。 |
36=ナポリ湾アマルフィーにてレモン取材で一週間滞在。 人々の気質は天候状況によってかなり左右されるなぁ・・・。 こういうところで、朝起きたらこの景色だったら、悩みも無いわね。 |
37=壁も素晴らしいのがうじゃうじゃ。 数百年はザラ。 南イタリアは、壁の宝庫。 |
38=カメラのピントをぼかして撮ると・・・夢の中の風景が出現した。 懐かしくてあそこに戻りたい、と思える色と光。 |
39=友人に会いに行き、その設備の少ない貸し部屋に滞在。 「ヨーし、餃子を作ってあげるよ!」と言ったものの、皮を延ばす麺棒が無い。 部屋中探しまわって、栄光ある麺棒の大役に抜擢されたのは、旅行用シェービングクリームの缶。 これだから料理は面白い。 |
40=中部イタリアに機械通訳で一週間滞在。 夜はグルメ三昧。 前菜の彩りがきれいで、期待が高まる。 |
41=まだ前菜、ホタテ貝。人参ソース。 このままずっと前菜でも良いかな。 |
42=「グラッパをちょこっとね」と言ったら、一個師団が到来。 全部飲んだら気絶するので半分程度にて勘弁してもらう。 |
43=北イタリアを廻る小旅行。 古い壁に残った、ツタの記憶。 |
44=夏以外は20人しか住んでいない村に行き、散策。 泊まりがけで戻って来たいな。 携帯電話を置いて。 |